動物虐待に関する
環境省資料のお知らせ

2010.11.1

環境省が平成19・21年度と「動物の遺棄・虐待事例等調査報告書」を作成・公表しています(請負者:(社)日本動物福祉協会)。この報告書には、これまで日本で起こった遺棄・虐待事件が時系列で書かれており、またイギリスにおける動物虐待の判例や虐待に関する詳細な資料が掲載されています。

また今年の2月には動物虐待の具体的な指標ともいえる通知、「飼育改善指導が必要な例(虐待に該当する可能性、あるいは放置すれば虐待に該当する可能性があると考えられる例)について」を環境省が各自治体宛に配付しています。これまで、日本では動物虐待の定義が定まっておらず、「どういったものが虐待なのか」が全く分からない状態でした。そのため、この通知は非常に有効なものであると言えます。本通知を活用することによって苦しんでいる多くの動物たちに、手が差し延べられることを願います。ただし、この通知は「これが虐待です」と言っているものではなく、あくまで“可能性”ということですので、その点は予めご了承下さい。【後藤章浩】

※上記報告書・通知は環境省ウェブサイトより無料でダウンロードできます。下記「関連リンク」をご参照下さい。

ページTOPへ
HOMEへ


■関連リンク

・「飼育改善指導が必要な例(虐待に該当する可能性、あるいは放置すれば虐待に該当する可能性があると考えられる例)について」ページ[PDF 36KB]
・「平成21年度 動物の遺棄・虐待事例等調査報告書」ページ
・「平成19年度 動物の遺棄・虐待事例等調査報告書」ページ
・「動物の遺棄・虐待防止ポスター」ページ[PDF 1197KB]
(環境省ウェブサイトへのリンク)