■被災動物に対する神奈川県本部の立ち上げについて


 本会では、3月14日に、福島県の避難者から最初の動物一時保護依頼を受け、保護を行い始めました。しかし、今後避難者の一時保護依頼が増える事は必須であることから、神奈川県に対して県外の災害ではあっても国難と言われる現状を鑑みて「神奈川県災害時動物救護本部」の立ち上げを要請致しました。

 既存の「災害時動物救護活動マニュアル」は県内での災害を想定していることから、4月4日、神奈川県主催で「東北関東大震災による被災者への支援等に係る検討会議」が開かれ、県動物保護センター、保健所設置市の担当者(横浜市・川崎市を除く)、神奈川県獣医師会、麻布大学、日本大学、本会が出席し、現状の報告と今後について話し合われました。そこで、取組みの第一歩として、情報を一元化するための組織的本部を立ち上げる事が決まりました。

 原発避難勧告地区で取り残された動物の映像や現地の保護活動が報道されており、気持ちは焦りますが、被災地域が広くまた長期に渡ると思われますので、協力体制を整えて行きたいと思っております。


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